就活サービスを選ぶときは、「相談しながら進めたいのか」「プロフィールを書いて企業からの連絡を待ちたいのか」「イベントで技術と企業に触れたいのか」を先に決めます。この3つの型で、使い方が変わるためです。
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最初に決めたい4つの基準
- 型。エージェント(相談・企業紹介・選考対策)、逆求人(スカウトを待つ)、イベント(技術や企業に触れる)のどれを主にするか
- IT専門の度合い。IT・エンジニア志望に絞ったサービスか、理系全般か、全業界の総合型か
- 学生の費用。無料か、無料の理由は何か
- 対象の卒業年度と条件。27卒・28卒など、年度ごとに入口が分かれていないか
型で分けて6つを並べる
掲載順は、IT・エンジニア志望に絞った度合いで3つに分け、区分の中は五十音順で、紹介料の多寡は考慮していません。
| サービス | 型 | 対象の公式表記 | 学生の料金 | 利用の形 | 公式の数字 |
|---|---|---|---|---|---|
| サポーターズ | イベント・個別面談 | ITエンジニアを目指す学生。28卒向けのイベント・面談が並ぶ | 無料ユーザー登録 | オンライン開催のイベント、キャリアアドバイザーとの個別面談 | 技育プロジェクトのイベントは年間150回以上 |
| paiza新卒エージェント | エージェント | IT業界に特化した就職支援 | すべて無料と表記 | オンライン面談 | — |
| レバテックルーキー | エージェント・スカウト・イベント | ITエンジニアを目指す新卒学生。27〜30卒の選択肢 | 登録から内定まで無料と表記 | オンラインのカウンセリング | 8,000社以上の企業情報 |
| LabBase就職 | スカウト | 研究を頑張る理系学生。研究開発職・エンジニア職などの募集 | 「無料登録する」の表記 | — | — |
| OfferBox | スカウト(逆求人) | 新卒全般。27年卒・28年卒の入口 | 無料(学生から代金は受け取らない方針) | プロフィールを見た企業からオファー | 利用学生25万人(2027年卒利用実績・2026年8月時点)、企業登録23,231社以上(2026年8月時点) |
| キミスカ | スカウト(逆求人) | 新卒全般。トップは「キミスカ2027」の表記 | 学生は全機能が無料 | ゴールド・シルバー・ノーマルの3種類のスカウト | 累積導入アカウント6500社 |
6つのサービスの公式情報と向き不向き
サポーターズ
- 運営:Supporterz, Inc.
- 対象者:ITエンジニアを目指す学生です。公式トップでは、28卒向けのエンジニアEXPOや1on1面談イベント、個別面談が案内されています
- 対応地域:イベントはオンライン開催が中心です
- 料金:「無料ユーザー登録」と表記されています。イベント参加やスキルアップに対して支援金を受け取れる仕組みも公式に書かれています
- 特徴:就活の面では、キャリアアドバイザーとの個別面談(インターン探しから企業紹介まで)、企業の就活イベントの一括管理、企業からのイベント招待があります。技術の面では、「技育祭」「技育CAMPハッカソン」などの技育プロジェクトのイベントを、年間150回以上開催していると公式に書かれています
- 向く人:就活と並行して、技術イベントや開発経験で自分の材料を増やしたい人。まず情報収集から始めたい人
- 向かない人:企業からのスカウトだけを待ちたい人。選考書類の添削を最優先にしたい人
- 公式サイト:https://talent.supporterz.jp/
paiza新卒エージェント
- 運営:Paiza, Inc.
- 対象者:IT業界に特化した就職支援サービスです。利用者の声には、文系でIT業界の理解が浅かった人、美大から目指した人、専門学校生が載っています
- 対応地域:面談はオンラインで実施します
- 料金:面談申し込みは無料で、すべてのサービスを無料で使えると書かれています
- 特徴:強みや就活軸の言語化の支援、IT業界のプロが厳選した企業の紹介、ESなど提出書類の添削、面接対策、内定までのフォローがあります。公式トップには、新卒求人(AI関連企業など幅広い企業を掲載)、インターン、説明会・イベントの情報もあります
- 向く人:IT就活の進め方や、自分の強みの言語化から相談したい人
- 向かない人:エージェントを通さず、自分で企業を探して応募したい人
- 公式サイト:https://paiza.jp/pages/students/paiza-agent
レバテックルーキー
- 運営:レバテック
- 対象者:ITエンジニアを目指す新卒学生です。登録時に27卒、28卒、29卒、30卒から選びます
- 対応地域:カウンセリングはオンラインで、IT就活に詳しいアドバイザーと話します
- 料金:登録から内定まで無料で使えると書かれています
- 特徴:エージェント、スカウト、イベントの3つがあります。エージェントは、ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成の支援を挙げ、8,000社以上の企業情報から紹介すると書いています。「内定率85%以上」は、実装経験がある学生がエントリーしてから内定するまでの割合という注記つきです。「内定獲得最短2週間」は2020年度の実績と注記されています
- 向く人:ITエンジニアに絞って、面談から企業紹介、面接対策まで任せたい人。スカウトとイベントも併用したい人
- 向かない人:IT以外の業界も同じサービスで広く探したい人
LabBase就職
- 運営:LabBase, Inc.
- 対象者:研究を頑張る理系学生向けのスカウトサービスです。公式の説明では、研究開発職やエンジニア職など、専門性を活かせる理系職の募集を扱います。ITエンジニアに絞ったサービスではありません
- 対応地域:オンラインのイベントが多く掲載されています
- 料金:登録ボタンに「無料登録する」と表記されています
- 特徴:研究内容に興味を持った企業から、選考優遇付きなどのスカウトが届くと説明されています。募集の絞り込みでは、情報系などの専攻を指定したイベントが並びます。インターン情報も見られます
- 向く人:情報系の研究室にいて、研究内容を軸に企業と出会いたい人
- 向かない人:研究の実績が少なく、制作物や開発経験で自分を見せたい人
- 公式サイト:https://compass.labbase.jp/
OfferBox
- 運営:i-plug, inc.
- 対象者:新卒全般向けのオファー型就活サービスです。27年卒、28年卒の入口があり、大学1・2年生向けの「OfferBox mirai」も案内されています。企業は、メーカーやITをはじめ商社や広告・出版など幅広い業界で利用していると書かれています
- 対応地域:オンラインのサービスです
- 料金:無料です。FAQで、登録もその後の利用もすべての機能が無料で、学生から代金を受け取らない方針だと書いています
- 特徴:自己PRなどのプロフィールを見た企業から、選考やインターンのオファーが届きます。プロフィールは企業だけが見られ、他の学生には見えません。企業が送るオファーの数には制限があると公式に説明しています。数字は、利用学生25万人(2027年卒利用実績、2026年8月時点)、企業登録23,231社以上(2026年8月時点、直近で利用していない企業を含む)です
- 向く人:プロフィールを作り込み、IT以外の業界も含めて企業と出会いたい人
- 向かない人:相談しながら選考対策まで進めたい人(エージェント型と組み合わせてください)
- 公式サイト:https://offerbox.jp/
キミスカ
- 対象者:新卒向けの逆求人型サービスです。トップは「キミスカ2027」と表記されています
- 料金:「学生の皆様はすべての機能を無料でご利用いただけます」と書かれています
- 特徴:企業の採用担当者が、学生の登録情報(写真や自己PR)を見て、会ってみたい学生にスカウトを送ります。スカウトはゴールド、シルバー、ノーマルの3種類で、ゴールドは全体の4%と説明しています。プロフィールの入力率が高いほどスカウトが届きやすい、とも書かれています。独自の適性検査(80問)や、セミナー、選考対策の機能もあります
- 向く人:企業の本気度(スカウトの種類)を見ながら、幅広い業界の企業と話してみたい人
- 向かない人:対象の卒業年度を確認しないまま登録したい人(トップの表記が「2027」のため、確認してから進めてください)
- 公式サイト:https://kimisuka.com/
スカウト型では、プロフィールが企業の最初の判断材料になる
逆求人型の公式の説明を読むと、企業が最初に見るのは、学生が自分で書いた情報です。OfferBoxは、自己PRなどのプロフィールを見た企業からオファーが届くと説明しています。
キミスカは、企業の採用担当者が写真や自己PRを見て、会いたい学生にスカウトを送ると書いています。LabBase就職は、研究内容に興味を持った企業から届くと説明しています。
これは編集部の見方ですが、エンジニア職の選考では、書いた内容が「何を作り、どこを自分で判断したか」を伝えているかが、そのまま読み手の判断材料になります。AIを使って制作物を作った場合も、AIに任せた部分と自分で確かめた部分を分けて書くと、読み手が実力を想像しやすくなります。
プロフィールには、次のような項目を書いておくと使い回せます。
- 作ったものと、公開しているURLやリポジトリ
- 使った技術と、それを選んだ理由
- AIに任せた範囲と、自分で検証した範囲
- チーム開発や研究での自分の役割
- 希望する職種(開発、インフラ、データなど)
エージェント型を併用する場合も、同じ素材が面談で使えます。paiza新卒エージェントは、強みや就活軸の言語化を支援すると書いています。
学生が無料で使える仕組み
エージェント型は、職業安定法の定めが背景にあります。有料の職業紹介事業者は、求職者から手数料を取ってはならないと法律に書かれています。
例外は厚生労働省令で定められた場合に限られます。費用は、採用が決まった企業が負担します。
逆求人型も、学生の利用は無料で、企業側の費用で成り立っています。
OfferBoxは、学生から代金を受け取らない方針をFAQに書いています。キミスカには、企業向けの料金プランを案内するページがあります。
無料だからといって、どのサービスにも同じ条件があるわけではありません。対象の卒業年度、在学の条件、紹介する企業の地域は、サービスごとに公式サイトで確認が必要です。
組み合わせ方と、今週の動き方
- 型を決める。エージェント型を1つ(レバテックルーキー、paiza新卒エージェント)、逆求人型を1〜2つ(OfferBox、キミスカ、LabBase就職)、イベント型を1つ(サポーターズ)を、目安として組み合わせる方法があります
- 卒業年度を確認する。登録前に、27卒・28卒のどちらの入口か、公式サイトで確かめる
- プロフィールを先に書く。上の5項目を、全サービスで使い回せる文章にしておく
- エージェントの面談を1件入れる。paiza新卒エージェントの面談申し込みは、希望日程と簡単なプロフィールの登録だけで済むと公式に書かれています
- 支援金やイベントの条件を確認する。サポーターズの支援金は、対象となるイベントや条件を公式サイトで確かめてから参加する
各サービスの条件は年度で変わります。申し込む前に、公式サイトの最新の表記を確認してください。



